米ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)は12月6日、11月18日(米国現地時間)に公表されたエンタープライズグレードのKubernetesベースのコンテナプラットフォーム「HPE Container Platform」を発表した。注文開始は、2020年上半期を予定している。

新製品は、永続ストレージを利用してクラウドネイティブアプリケーションとモノリシックアプリケーション両方に対応し、あらゆるパブリッククラウド、エッジ、ベアメタルあるいは仮想化されたインフラストラクチャで稼働する、新規および既存アプリケーション向けの開発を加速させることができるという。

また、Kubernetesに加え、HPEが買収したBlueDataおよびMapRなどの実証済みの技術をベースに構築されており、コンテナをベアメタル上で実行することで、コストと複雑さを抑えながら、仮想マシンやクラウドインスタンス上に展開できる柔軟性を提供するとしている。

さらに、機械学習やエッジ分析からCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)パイプラインやアプリケーションモダナイゼーションまで、幅広いユースケースにおいて大規模エンタープライズ向けにKubernetesを展開するための要望に対応し、IT部門はマルチテナント対応コンテナのアイソレーション(分離)および事前統合された永続ストレージを利用して、複数のKubernetesクラスタを管理することができるという。