アリババクラウドは10月30日、ナビタイムジャパンと訪日中国人旅行者に向けた支援をするため、両社の保有するインフラ基盤・ビッグデータ分析基盤・AIを活用し、共同で連携していくことに合意したと発表した。
提携を通して、多様化する訪日中国人観光客の旅行形態に対して、高度な経路検索サービスおよび個人ごとにカスタマイズされた観光レコメンド機能を提供する。中国人観光客が、日本での旅行中におすすめのルートを知りたい場合、ナビタイムジャパンの経路検索システムで情報を検索すると、正確な移動時間を含めた推奨ルート情報を瞬時に取得できるという。
同システムは、クラウドベースのインフラストラクチャを基盤にすることで、瞬時のルート検索を可能にしており、ビタイムジャパンは中国の旅行者の好みに合わせてカスタマイズされた観光体験を提供する予定だという。
特に、ユニークな旅行体験を選択する若い世代を中心とした訪日中国人観光客のインサイトをテクノロジー先駆者であるアリババクラウドのデータ分析を通して把握し、パーソナライズされた推奨観光ルートを提供する。また、両社はアリババエコシステムのリソースを活用して、ナビゲーションなどの方面でのコラボレーションも検討している。