United States Computer Emergency Readiness Team (US-CERT)は10月23日(米国時間)、「Beware of Stalking Apps|CISA」において、米国連邦取引委員会(FTC: Federal Trade Commission)が、消費者に対してストーキングアプリに対して警告するドキュメントを公開したと伝えた。

ストーキングアプリとは、秘密裏にスマートフォンを監視するスパイウェアの一種。ユーザーが気付かないように通話履歴、テキストメッセージ、写真、GPS情報、ブラウザ履歴などのデータを共有するとされてりう。

FTCが公開したドキュメントは次のとおり。

  • UNITED STATES COMPUTER EMERGENCY READINESS TEAM

    UNITED STATES COMPUTER EMERGENCY READINESS TEAM

Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)は、FTCが公開したドキュメントに類似した情報として、次のドキュメントも公開している。

Cybersecurity and Infrastructure Security Agency (CISA)はユーザーに対し、上記のセキュリティ情報をチェックするとともに、次の手順を検討してストーキングアプリに対処することなどを推奨している。

  • ルートチェッカーアプリを使ってスマートフォンがジェイルブレイクされているかどうか、ファイルシステム全体への無制限アクセスを許可する設定に変更されているかどうかを確認する
  • スマートフォンを工場出荷時の状態へリセットし、製造元のオペレーティングシステムを再インストールし、ストーキングアプリを削除する
  • 当局に依頼して、スマートフォンにストーキングアプリがインストールされているかどうかチェックしてもらう