Visual Studioエンジニアリングチームは8月19日(米国時間)、「Find solutions faster by analyzing crash dumps in Visual Studio|The Visual Studio Blog」において、アプリケーションの問題を解決する方法としてクラッシュダンプの解析が重要になると説明した。

Windowsにはクラッシュダンプを解析するための異なるツールがいくつもあるが、クラッシュダンプを解析するためのツールとしてVisual Studioが優れた機能を提供しているという。

記事では、スタックオーバーフロー例外が発生した場合を想定して、クラッシュダンプからデバッグを行っていく方法が紹介されている。手順は次のとおり。

  1. Visual Studioでクラッシュダンプ(メモリダンプ)を開く
  2. Dump Summaryのページでクラッシュダンプから重要なデータを確認する(OSバージョン、CLRバージョン、実行時のメモリ内モジュールリスト、例外発生時コード、例外情報など)。スタックオーバーフロー例外が原因になっている場合、ここでスタックオーバーフロー例外が原因になったことを確認できる
  3. Dump Summaryの右側にあるActionsから「Debug with Managed Only」を選択し、例外発生の原因となったスレッドとコードにジャンプし、問題を分析して修正へつなげる
  • クラッシュダンプからクラッシュの原因を分析 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム提供

    クラッシュダンプからクラッシュの原因を分析 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム

  • アクションからデバッグを選択して問題発生時のコードを確認 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム提供

    アクションからデバッグを選択して問題発生時のコードを確認 - 資料: Visual Studioエンジニアリングチーム

Microsoftは長年にわたってV、isual Studioをクラッシュダンプ解析のツールとして改善に取り組んできた。クラッシュダンプを開くことで、多くの分析作業が終わる仕組みになっており、例外が発生するタイプの問題解析を簡単に行えるようになっている。