京急および臨港バスグループの鴨居自動車学校(横浜市緑区)は、スマホアプリと連携する"ウェアラブルトランシーバー"「BONX GRIP」(ボンクスグリップ)を使用した二輪車教習を開始したことを16日、発表した。

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スマートフォンと独自のイヤフォンをBluetooth接続し、多人数で同時に話せるコミュニケーションツールBONX GRIPはインターネットを介するため通信距離は無制限、ボタン操作が不要で発話を検知しコミュニケーションの開始/終了が行えるなど、スノボやフィッシング、サイクリングやツーリングなど100m先でも複数の仲間とやりとりできる新しい形のウェアラブルトランシーバー。2015年にクラウドファンディングで資金調達、BONX GRIPを開発したBONX社は今月6日にはビジネスニーズに応える法人向けの「BONX for BUSINESS」と業務アプリケーションとの連携を図る業務効率化サービス「bonx.io」(ニュースリリース)も発表している。

  • 導入比較(京急電鉄資料より)

    導入比較(京急電鉄資料より)

京急グループの鴨居自動車学校は、「開校55周年記念企画」の一環としてBONX GRIPを使用した二輪車教習を今月17日からスタート。従来の無線教習では、指導員から教習生への一方向通信であったが、BONX GRIP導入により指導員と教習生の双方向通信が可能になるほか、デジタルノイズキャンセリングや音質チューニングなど、ハード/ソフト両面での風切音対策など音質の向上の効果も期待できるという。教習所では、教習コース内設置の屋外用Wi-Fiアンテナを使って指定グループごとの相互通話を実現するほか、教習所屋内で使える「来訪者向けフリーWi-Fi」も設置している。

  • 全体構成図(京急電鉄資料より)

    全体構成図(京急電鉄資料より)

昭和39年11月に営業を開始、現在では年間約3,000人の卒業生を社会に送り出す鴨居自動車学校は、"一生涯無事故のドライバー"の育成に注力するとともに、地域の交通安全センターとしての役割を果たすべく取り組みを今後も進めてまいります"とサービス向上への意気込みを述べている。