Trend Microは8月16日(米国時間)、「Adware Posing as 85 Photography and Gaming Apps on Google Play Installed Over 8 Million Times - TrendLabs Security Intelligence Blog」において、アドウェアが組み込まれた85個のAndroid向けゲームアプリおよび写真アプリを発見したと伝えた。
同社はGoogleにこれらアプリについて報告しており、Google Playから削除されている。しかし、既に合計800万回以上ダウンロードされており、多くのユーザーがアドウェアに感染していると見られる。
今回Trend Microが発見したアプリは巧みに自身を隠す仕組みを採用しており、ユーザーは削除できずに広告を見せられている可能性があるという。発見されたアプリは次のような動作をする。
- インストールされると、少なくとも30分間は休止状態に入る
- その後、自動的にアイコンを非表示に変更
- 代わりにホーム画面へのショートカットを作成
このため、ユーザーがドラッグ&ドロップによってアプリのアンインストールを試みても、アプリはアンインストールされずにデバイスに残り続けるという。このアプリはデバイスのロックが解除されたタイミングで条件に合わせて広告を表示する。デバイスのロック解除するタイミングで広告が表示されるようであれば、該当するアドウェアに感染している可能性がある。
アンインストールを実施するにはドラッグ&ドロップによる削除ではなく、Androidの設定で「最近インストールしたアプリ」などから該当を絞り込んでアンインストールを実施するといった作業が望まれる。