オンラインバックアップサービス企業のBackblazeは8月6日(米国時間)、「Hard Drive Reliability in 2019: Failure Rates of 108,461 Drives」において、2019年第2四半期のハードディスクの故障率を報告した。2019年第2四半期は、東芝の14TBモデル(MG07ACA14TA)と4TBモデル(MD04ABA400V)の故障率がいずれも0%だったという。4TBモデルは統計的に十分な台数ではないとしつつ、14TBモデルについては素晴らしい稼働率と説明している。
全期間の故障率で見ても、東芝の14TBモデル(MG07ACA14TA)と4TBモデル(MD04ABA400V)の故障率は0.78%および0.84%と1%を下回った優れた値を見せている。HGSTのHDDは12TB(HUH721212ALE600)のみが1.19%と故障率1%を超えているが、それ以外のHGSTモデルはすべて1%以下の故障率にとどまっている。
Backblazeは2019年第2四半期にはWestern Digitalの6TBハードディスクがすべてサービスを終了したと説明。ディスクの平均寿命は50カ月だったとしている。これでBackblazeからはWestern Digitalブランドのハードディスクがすべて消えたことになる。また、2019年第2四半期には5TBのドライブもすべてなくなったと説明している。
2019年第2四半期においてBackblazeが使用しているハードディスクは10万8660台。これらのうち評価目的で使用していたディスクなどを抜き、統計データの対象となったハードディスクは10万8461台だったとしている。