トヨタ自動車とPreferred Networks(プリファードネットワークス、PFN)は、市場のニーズに応えるサービスロボットの早期実現を目指し、トヨタの生活支援ロボット「Human Support Robot(HSR)」をプラットフォームに共同で研究開発を行うことに合意した。
今回、両社は技術やノウハウを持ち寄り、一般的な生活環境の中でロボットが自ら学習し、さまざまなタスクを遂行できるレベルのサービスロボットの開発を目指す。
具体的には、まずトヨタのHSRを数十台規模でPFNに貸与し、今後3年間で両社が連携して研究開発を行う。開発にあたり、両社が持つ既存の知的財産などの情報も含め相互の技術を共有するほか、共同研究の成果も両社が自由に活用可能とすることで、サービスロボットの実用化に向けた開発加速を図るという。
これまで、HSEは国内外13カ国、49期間で研究開発に活用されており、CEATEC Japan 2018ではHSRに深層学習技術を応用して、不定形の物をつかむ/置く、動作計画を立てる、人の指示に対応するなど、全自動で部屋を片付けるロボットのデモンストレーションを実施している。