Windows Latestは7月12日(米国時間)、「Windows 10 20H1 build hints at old Microsoft Edge removal」において、2020年5月ごろに公開が見込まれているWindows 10フィーチャーアップデート版にChromiumベースで開発されたMicrosoft Edgeを使うための機能が追加されるようだと伝えた。
Microsoftはどの段階でChromiumベースのMicrosoft Edgeへ切り替えるかについて発表していないが、各種報道によると少なくとも2020年第1フィーチャーアップデートから切り替えのための機能を導入する方向で動いているように見える。
記事は、根拠としてWindows 10 20H1 Build 18936に導入された機能の名称を挙げている。このビルドには「HideUwpEdgeFromAppListIfWin32EdgePresent」と呼ばれるタイトルのエントリが追加されており、名称からChrome版のMicrosoft Edgeがインストールされた場合にレガシーのMicrosoft Edgeを隠すまたは削除する機能ではないかと指摘している。
Microsoftは現在開発を進めている,Chromium技術をベースとしたMicrosoft Edgeを最終的にどのような形でWindowsに取り込んでいくかまだ詳細を発表していない。Windows 10 20H1 Build 18936に導入された機能エントリからもその詳細を知ることはできないが、2020年第1フィーチャーアップデートの段階でレガシーのMicrosoft Edgeを,Chromium版Microsoft Edgeに切り替えるための仕組みが導入されつつあることは明らかになったといえる。