Microsoftは2018年末、同社の主要WebブラウザであるMicrosoft EdgeをChromiumベースで開発すると発表した。レンダリングエンジンなどをはじめChromium技術を取り込むことでMicrosoft Edgeの人気向上を狙っていると見られる。この取り組みに合わせて、MicrosoftはmacOS版といったWindows版以外のMicrosoft Edgeをリリースすることも発表している。
そして、Microsoft Edge開発チームがこのほど、米国の掲示板サイト「Reddit」の「Ask Me Anything」コーナーに寄せたコメントで、Linux版のMicrosoft Edgeに関心を持っていることを示した。先にmacOS版の完成度を高めるとしているが、Linux版を出さない理由はないといったニュアンスの説明が行われており、今後Linux版の開発に取り組む可能性がある。
MicrosoftはすでにmacOS版のMicrosoft Edge開発版を公開している。Google ChromeはWindows、macOS、Linuxなど複数のオペレーティングシステムに対応している。Chromium技術を取り込んだMicrosoft Edgeも同様に複数のオペレーティングシステムに対応することは可能と考えられており、今後Microsoftが正式にLinux版を公開することが考えられる。