日商エレクトロニクスとカウラは5月27日、ブロックチェーン分野での協業を開始した。今後、7月にブロックチェーンDXラボ(仮称)を設立し、2019年度中に5件の導入を予定している。

昨今、IoT・AI技術などの発展により生み出されるデータの量は、膨大になるとともに利用価値が高まっており、それらのデータが流通し、利活用される状況において、データの真正性や非改ざん性を担保することが重要であることから、日商エレではブロックチェーン技術に着目した。

同社は、これまで培ってきたコンサルティングやソリューション提案のノウハウをベースにカウラが保有するブロックチェーンに関するノウハウを活用し、情報管理事業を成長戦略の1つとして位置づけ、推進していく。協業の内容はブロックチェーン関連の実務に関する知見、ノウハウを共有し、個別案件向けの共同コンサルティングサービスを提供する。

また、ブロックチェーンDXラボ(においてカウラが開発したブロックチェーンプラットフォーム「Fusion」を基盤に、さまざまなユースケースに応える適用例を構築し、ブロックチェーンの活用による課題解決を体感できる環境を整備する。さらに、業務課題にブロックチェーンがもたらす効用を見定め、実装まで迅速に対応するという。