セールスフォース・ドットコムは5月21日、国内スタートアップ企業のアプリケーション開発支援を目的に、アプリケーション開発用のプラットフォーム「Heroku」を、1社あたり50,000ドルを上限にクレジットとして最長1年間の期間限定で利用できる「Herokuスタートアッププログラム」を、同日より開始したことを発表した。

同プログラムに参加すると、Herokuプラットフォームを利用できるクレジットが提供される、Herokuを利用してアプリを本番サービスとして稼働させるために利用可能となり、スタートアップ企業におけるアプリケーション開発にかかるコストを低減する ことができる。

対象となるスタートアップ企業は、同プログラムに賛同するCoral Capital/500 Startups Japan、G-STARTUP、Open Network Lab、Plug and Play Japan、Reality Accelerator、東京大学FoundX などのアクセラレータによって支援されていることが条件となる。プログラムへの応募はアクセラレータが行い、同プログラムへの参加に関心のあるアクセラレータも随時募集を行うということだ。

なお、Herokuは、クラウド上に構築されたPlatform-as-a-Service (PaaS)で、スタートアップ企業にビジネスクリティカルなアプリケーションの構築、デプロイ、および運用のための強力なソリューションを提供するプラットフォーム。

アプリケーションを瞬時に拡張できるアドオンが150種以上用意されるほか、Salesforceと緊密に連携させることが可能で、HerokuとSalesforceの間でデータをスムーズに同期し、両方のプラットフォームの利点を生かしたアプリケーションの開発が可能だという。