大正製薬は、オープンイノベーションで新規ビジネスを創出する「大正製薬アクセラレーター2019」をスタートアッププラットフォームCreww上で開始する。エントリーURLは告知されており事業者の事前登録が可能。

Creww上の「大正製薬アクセラレーター2019」<a href="https://creww.me/ja/collaboration/taishoseiyaku-2019-3" target="_blank">Webページ</a>

Creww上の「大正製薬アクセラレーター2019」Webページ

リポビタンDやパブロンでもお馴染みの大正製薬。創業は大正元年である1912年、長年にわたり生活者の身近な健康を支える事業を展開する同社の理念は"生活者の健康でより豊かな暮らしの実現に貢献する"こと。新たな元号を迎え、同社オンラインショップ大正製薬ダイレクトでは、新元号をデザインした「リポビタンD 令和ボトル」を限定発売する試みなども行っている。

同社が今回発表したのは、新規ビジネスやサービスの共創。オープンイノベーションプラットフォームCrewwを活用し、スタートアップ企業とともに医薬品の枠にとらわれないビジネス創造を目指す。業種を問わず、国内外のすべてのスタートアップ企業を対象に募集しており、5月27日から6月7日の期間中、2,500字の協業案をエントリーから提出することでプログラムは始まる。

長年にわたる市販薬提供の認知度、健康食品からスキンケアまで約500種類の広いラインナップを持つ同社商品との連携、製薬会社としての薬理・病理・生理の基礎研究に関する知見や医師、研究者とのネットワーク、ドラッグストアやコンビニエンスストアやスーパー、ホームセンターなど販売チャネルとの連携。ラグビー日本代表チームオフィシャルパートナーやプロ野球ドラフト会議の番組提供など同社が力を入れるスポーツ振興、など大正製薬の持つ経営資源を活用した大規模なビジネススタートも視野に入れられる。

Crewwは日本最大級のスタートアッププラットフォームでこれまでに総提案数5,000件、採用485件(提案中を含む執筆時現在)の実績を持つ。名だたる企業がそれぞれの特徴を活かした経営資源を提供し、スタートアップのアイデアをイノベーションへと導いている。同社Web上にはウェアラブルやAR、IoTやクラウド、チャットボットなどお馴染みのITキーワード以外にもブライダルビジネスとショートフィルムビジネス、製品とデザインプラットフォームなど多様なチャレンジが掲載されている。