日本マイクロソフトは4月26日、Windowsオペレーティング システム向けに、Windowsの日付機能を用いるアプリケーションが新元号名を適切に扱えるようにするための更新プログラムの正式提供を開始すると発表した。
利用者は、Windows Update、Microsoft Update カタログ、またWSUSを通して、これらの更新プログラムを展開することが可能。
今回提供されるWindowsの更新プログラムには、4月1日に発表された新元号名に対応した合字デザイン、フォント、レジストリ、IME の更新コンポーネントが含まれる。
.NET FrameworkとOfficeの新元号対応のための正式な更新プログラムは既に提供されているが、これらの更新プログラムを有効にするには、今回提供が開始されたWindowsの更新プログラムの適用も必要。
同社は新元号に対応するにあたり、事前に考慮が必要な項目として、以下を挙げている。
- 日付フォーマット変換 (例: 平成 31年10月1日を許容するか否か)
- 新元号を一文字で記した合字 (例: ㍽ ㍼ ㍻) の追加 (新フォントの展開、新合字の文字コード、正規化のルール 例: 平成は㍻と同じなど)
- 合字を含めた元号の並べ替えロジックの見直し
- 元年という表記とそのデータが及ぼす影響
同社のエンジニアリング チームは、今後数週間かけて、さまざまなバージョン向けに更新プログラムを段階的にリリースしていく。