Visual Studioエンジニアリングチームは4月24日(米国時間)、「Clang/LLVM Support in Visual Studio|C++ Team Blog」において、「Visual Studio 2019 version 16.1 Preview 2」にLLVM/Clangのサポートを追加したと伝えた。
Visual Studio 2019はMSVCとGCCに対応しており、今回。コンパイラとして新たにLLVM/Clangに対応したことになる。
Visual Studio 2019からLLVM/Clangを利用するには、WindowsにLLVM/Clangをインストールしておく必要がある。インストール作業は簡単で、「Desktop development with C++」ワークロードで「Clang compiler for Windows」チェックしてから適用すればよい。あとは自動的にインストールが実施される。
Visual Studioを使ってリモートのLinuxで開発を行う場合、リモートのLinuxにLLVM/Clangがインストールされていれば利用できる。インストールは環境のパッケージ管理システムなどを通じて行えばよく、「which clang」でclangコマンドが見つかる状態になっていればよい。
LLVM/ClangはC/C++などをはじめさまざまなプログラミング言語に対応したコンパイラインフラストラクチャ。コンパイル時のエラーメッセージがわかりやすく、生成されるバイナリの性能もよいことなどから、さまざまなプロジェクトやベンダーでデフォルトのコンパイラとして利用されている。