MAGLAB、シブタニ、ウイングアーク1stは3月20日、メンテナンスフリーのトイレ個室利用分析IoTソリューションを3社共同で開発。MAGLABが、トイレ個室の利用状況を分析可視化するIoTソリューション「SWITCHSTRIKE Air」をハードウェアとその設定をすべて含めた月額サービス「AirSTATUS for SWITCHSTRIKE Air」として、IoTサブスクリプション・マーケットプレイス「IoT SELECTION connected with SORACOM」において同日より提供を開始した。月額利用料は11万5,000円〜(10ブース・2部屋)。

  • 「AirSTATUS for SWITCHSTRIKE Air」は「IoT SELECTION connected with SORACOM」を通じて販売

    「AirSTATUS for SWITCHSTRIKE Air」は「IoT SELECTION connected with SORACOM」を通じて販売

提供を開始したIoTサービス「AirSTATUS for SWITCHSTRIKE Air」は、シブタニが開発したトイレ施設向けIoTスライドラッチ「SWITCHSTRIKE Air」を活用した、トイレ満空表示サービス。

SWITCHSTRIKE Airから発せられたトイレ個室のロック状態を判別する無線信号を、ソラコムの提供する「SORACOM Air」を介して、クラウド上にデータを蓄積。そのデータをウイングアークのクラウドBIダッシュボード「MotionBoard Cloud」によってリアルタイムの満空状態の表示、過去の利用実績を分析できるもの。

トイレドアセンサーのSWITCHSTRIKE Airはロック、開錠操作で自己発電しトイレの使用状況を電池・配線レスで無線通信による状態確認が可能で、電源不要のメンテナンスフリーであるうえ、トイレに溶け込む違和感のないデザインのため「監視されている」といった違和感を与えない。SWITCHSTRIKE Airには無線通信デバイス「EnOcean」が組み込まれ、ドライバー1本で簡単に設置でき、個室トイレの施錠・解錠情報を電池レス・配線レスで無線送信できる。

  • 「AirSTATUS for SWITCHSTRIKE Air」の概要

    「AirSTATUS for SWITCHSTRIKE Air」の概要

トイレの入り口や専用アプリで満空表示することで、リアルタイムの現状確認はもちろん、利用時間や1日や時間帯別の平均利用回数を分析できるので、混雑回避や清掃計画への活用も可能。不特定多数が訪れる商業施設や観光施設、イベント会場などで、トイレの利用効率や利便性向上、施設管理の適正化に貢献するとしている。

月額利用料はAパック(50ブース・8部屋)が23万7,000円、Bパック(25ブース・4部屋)が15万7,000円、Cパック(10ブース・2部屋)が11万5,000円(価格はすべて税別)。