エクイニクスは1月23日、韓国初となるIBX(International Business Exchange)データセンター(IBXDC「SL1」をソウルに開設し、韓国市場に参入すると発表した。

  • 「SL1」の外観

    「SL1」の外観

SL1 IBXDCはソウル市のビジネス中心エリアに近く、デジタルメディアシティとして開発されたサンアム(Sangam)地区に位置し、約1680平方メートル(1万8000平方フィート)以上のコロケーションスペースの提供を予定。第1フェーズのキャパシティは550ラック、2019年第3四半期のサービス開始を予定している。

韓国では、多くの業界で高帯域を利用する高度なアプリケーションが活用され、活気あるデジタル経済圏の1つを形成し、多数のグローバル企業にとって重要な経済圏となっている。ブロードバンド普及率、そしてインターコネクション需要がともに高く、インターネットサービスプロバイダー(ISP)はキャリアニュートラルなデータセンターを必要としているという。

エクイニクスの韓国市場への参入は、2019年3月の5Gネットワークの全国展開と同じタイミングとなり、5Gの導入により、高速、大量、低遅延のデータトランザクションが必要なIoT(Internet of Things)やAI(人工知能)分野などで、次世代サービスの新規開発や既存サービスの変革が期待されている。