Netcraftは1月16日(米国時間)、「Manufacturing.gov and White House security suffer under U.S. shutdown|Netcraft」において、米国の政府機関閉鎖の影響で先週から米国政府系Webサイトのいくつかがアクセス不能な状況になっていると伝えた。これはTLS証明書の期限が切れたことが理由とされているが、今のところこの状況が改善される見通しは立っていない。

現在、米国政府系のWebサイトで使われている130以上のTLS証明書が期限切れとなっている。これらのサイトの中には厳格なポリシーを採用したものがあり、主要Webブラウザはこれらサイトにアクセスすることができない状態になっている。アクセスしても以下のスクリーンショットのようにアクセスできない旨が表示される。

  • アクセスできなくなったサイト - manufacturing.gov

    アクセスできなくなったサイト - manufacturing.gov

  • アクセスできなくなったサイト - manufacturing.com

    アクセスできなくなったサイト - manufacturing.com

  • アクセスできなくなったサイト - pages.mail.whitehouse.gov

    アクセスできなくなったサイト - pages.mail.whitehouse.gov

TLS証明書は期限を迎える前に更新すれば問題ないが、現在米国政府の一部は閉鎖の状態にあり更新することができなかったものと見られる。上記のサイト以外にも複数の米国政府系Webサイトがアクセス不能の状態になっている。該当機関は政府封鎖が解除されたあとでTLS証明書を更新する必要があるとされている。