2019年の年頭にあたり、日本IBMの代表取締役社長を務めるエリー・キーナン氏は、以下の年頭所感(抜粋)を発表した。

謹んで新年のご挨拶を申し上げます 。

旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。



2018年は、近年注目を集めてきたAIに加え、ブロックチェーンや量子コンピューティングといった革新的な技術の研究や活用が拡大し、多くのお客様と多様な協業と共創が進んだ年となりました。



企業の基幹システムでのクラウド活用も加速し、多くのお客様で、既存システムとシームレスに連携できるハイブリッド・クラウドやマルチ・クラウドの構築が急務となってきます。また、幅広い業務で複数のAIを活用するようになり、組織を横断したデータ管理だけでなく、判断の信頼性を適切に管理することも求められます。そのため、IBMでは、「信頼性と透明性に関する基本理念」を掲げ、AI開発の目的やデータの所有権、技術の透明性などを明示し、全ての活動の指針としています。



2019年、当社は、長年にわたって培ってきた、さまざまな業界の業務システムの構築や運用の知見をもとに、ハイブリッド・クラウドやマルチ・クラウドの構築・管理をはじめとしたお客様の基幹業務の本格的なクラウド化を支援していきます。また、お客様に最新のテクノロジーを安心して活用いただけるよう基本理念に基づいた製品・サービスを提供するとともに、業界に先駆けてこの理念の普及を推進してまいります。