SCSK 代表取締役 社長執行役員 最高執行責任者 谷原徹氏は、SCSK役職員に向け、2019年の年頭所感を発表した。

SCSKは、2011年の合併以来、業績面での成長と働き方改革を両立させ、着実に力をつけてきました。今年、2019年は現中期経営計画の最終年度であると同時に、新中期経営計画に向けての助走期間という大事な一年となります。この最終年度をしっかりと仕上げ、これまでの成果をもとに自信から確信へ、お客様の信頼をさらに高める一年としていきましょう。


また、2019年をSCSKにとっての「DX真元年」としたいと考えています。2018年から住友商事のDXセンターとの協働などを通して、DXの事業化に取り組んでいます。PoCの種もたくさん撒いてきました。今年はこれらを事業化することに拘ります。SCSKには住友商事をはじめとする、8,000社を超える幅広い顧客基盤があります。こうしたお客様との接点から、DX事業化のためのヒントを集めてくることが可能です。特に、住友商事と一緒になってDXを進めることができる点は、競合他社にない強みと言えます。これまでも「お客様の声を聞き、お客様の視点で考える」という私の経営信条を伝えてきましたが、DXにおいてもこの姿勢が大切です。


さて、今年の十二支は「亥」、干支では「己亥(つちのとい)」と言います。「つちのとい」が示す意味には、「草木が生い茂って整然としている状態」と「草木の生命力が種の内部にこもっている状態」の2つの意味が込められています。これを企業にあてはめるなら、「成長・成熟した組織が、次への成長のために、人材育成、投資などを通じて中にパワーを溜め込んでいく」年だと言えます。新中期経営計画への助走の一年を迎えるSCSKを表しています。さらに、私も今年は年男です。すべて条件は出揃ったと言えます。


最後にこの言葉を皆さんに送ります。


「企業は夢で始まり、情熱で大きくなり、責任感で維持され、官僚化で衰退する」。この「官僚化」にはいくつかの特徴があります。「前例主義」前例のないことには手を出さない、「無謬主義」自分の過ちを認めない、「形式主義」実質より形式を重んじる、「無責任主義」誰もアカウンタビリティーを取らない、「無作為、無過失主義」リスクを取らず大過なく勤め上げることだけに執着する、「身分主義」学歴や経歴、肩書きに胡坐をかく。企業は「夢で始まり、情熱で大きくなり、責任感で維持される」のです。決して「官僚化」で衰退させるようなことがあってはならないのです。


SCSKの将来のあるべき姿の実現に向け、全社で夢を描き、皆で情熱を燃やし、当事者として会社の今と将来に責任を持ち、夢ある未来を、共に創っていきましょう。