ブルボンと名古屋大学発のスタートアップ企業であるオプティマインドは12月13日、ブルボンが運営管理する自動販売機「プチモール」の管理業務における配送ルートの最適化を検証、実用化するため実証実験を2019年1月より開始すると発表した。

  • 多用途自動販売機「プチモール」の配送ルート最適化イメージ

    多用途自動販売機「プチモール」の配送ルート最適化イメージ

ブルボンとオプティマインドは、10月から配送ルートの最適化に向けて必要な条件設定や準備作業など共同研究を進めてきた。

オプティマインドが開発した配送ルート最適化クラウドシステム「Loogia(ルージア)」を現場に即して試行錯誤し、プチモールから逐次収集する商品の販売データから算出したメンテナンスの優先度を基に、AI(人工知能)により「どの車両が、どのプチモールを、どの順に回るのか」という配送ルートを最適化提案するという。この最適化情報に基づいた業務実証により、有効性とシステムのスパイラルアップを検証する。

AIを搭載したラストワンマイル管理でルートの最適化を図ることにより、移動時間の短縮によるメンテナンス精度の向上に加え、作業効率の向上による働き方改革、作業環境の改善、ベテランのノウハウの共有化、移動ルート選択のハードル低減、労働時間の改善による生産性向上などを目指す。