トライアルカンパニーは12月11日、パナソニック、日本電子決済推進機構との連携により実現した、スマートストア「トライアル Quick 大野城店」を12月13日にグランドオープンすると発表した。
同店舗の特徴は、最新技術を活用した3つのサービスが導入される点。1つ目のサービスは、既存の冷凍冷蔵ショーケースに対しAIを活用したソリューションを実装し、商品の在庫状態や人の動き・属性の分析を実現するもの。
同ソリューションは、ショーケースに内蔵されたカメラの画像から、パナソニックのディープラーニング技術により、商品の在庫状態や商品に対する顧客の行動や属性(年齢・性別など)を自動的に認識し、POSデータでは得られなかった「非購買データ」などが取得可能。
2つ目のサービスは、22時から5時にかけて夜間無人店舗として営業するもの。無人営業時は、入り口で専用アプリケーションのQRコード、プリペイドカードをかざすことで入店可能。有人レジはなく、支払いはセルフレジで行う。
3つ目のサービスは、J-Debitサービスの活用により、専用プリペイドカードチャージ機で金融機関のキャッシュカードを利用して、銀行口座から直接チャージ可能にするもの。これにより、利用者はATMで現金を下ろさずにキャッシュレスでプリペイドカードにチャージできる。
そのほか、レジ待ちをなくすためにタブレット決済機能付きのレジカートとトライアルが独自に開発した商品動向分析システムと連動したAI カメラを200台導入している。