日経BPコンサルティングは11月28日、「大学ブランド・イメージ調査 (2018-2019)」の報告書を発売した(調査は2018年8月実施)。同調査は、全国9地域455大学について、ビジネスパーソン、中学生以上の子どもがいる父母、教育関連従事者に各大学の認知やイメージなどを尋ねたもの。
120校対象の首都圏編では、90.7ポイントを獲得した東京大学がブランド力第1位となった。これに、慶應義塾大学(83.0ポイント)、早稲田大学(79.5ポイント)が続く。
前回からのブランド力上昇第1位は横浜国立大学で、3.6ポイント伸ばした。第2位は東京大学と津田塾大学が同率で、2.1ポイント伸ばした。
イメージ「いま注目されている、旬である」の第1位は日本大学となった。前回の2017年8月調査時は平均並の評価だったが、アメリカンフットボール部に関連する話題が5月から継続的に報道されたことが、注目度を一気に押し上げた要因となったようだ。
また、49項目のイメージを因子分析によって、関連性の高いイメージ群を6つの因子にグループ分けたところ、「地域貢献」のトップは横浜国立大学となった。同大学では平成23年に「都市イノベーション学府・研究院」を開設、平成29年4月に「都市科学部」を新設しており、都市のあり方や都市社会の構築に関する教育・研究の地盤が強固になっている。地域とのつながりがますます強まることが期待されるという。