シュナイダーエレクトリックは11月26日、12月3日からデータセンター向けのインフラ構築や無停電電源装置(UPS)の販売を行うパートナーをサポートする「APCチャネルパートナープログラム」の追加カテゴリーとして「Edge Computing(エッジコンピューティング)認定」を新たに設け、今後より活用が予想されるエッジコンピューティング向けのプログラムを整備・強化すると発表した。

APCチャネルパートナープログラムは2012年3月に開始し、電力、冷却、セキュリティおよび環境管理における販売とエンジニアリングの能力を開発する機会を販売パートナーに提供するもの。

同制度に登録する企業は、パートナーレベルに応じた効果的な価格設定とプロモーションでのサポートを受けることができ、専門のソリューションエンジニアの継続的なサポート、マーケット情報などのネットワークを活用できるようになる。

Edge Computing認定の取得により、パートナー企業は「エッジコンピューティングに関する豊富なトレーニングプログラム」「新ツールであるLocal Edge Configurator(ローカル・エッジ・コンフィギュレーター)の活用」「販売促進費の獲得」をはじめとしたメリットを享受できるという。

トレーニングプログラムはSelectパートナー、Premierパートナーそれぞれに対し、専用のトレーニングプログラムを用意し、エッジコンピューティングに必要な機器構成やソリューションに加え、金融や小売り、ヘルスケアなど業界ごとのエッジコンピューティングの特性や活用事例などを学ぶことを可能としている。

新たにリリースしたLocal Edge向けのオンライン上の製品デザインツールであるLocal Edge Configuratorにより、認定パートナーは、ラック、UPS、PDU、モニタリングシステム、クーリングなどの製品群から各機器をドラック&ドロップで選択し、簡単に機器の構成を作成することができるという。

また、数多くのネットワーク機器やサーバ機器などのハードウェアベンダー企業の協力を得て、機器の構成をサポートする他社製品情報も登録されており、モバイル端末からもアクセスを可能としている。

販売促進費の獲得については、PremierパートナーおよびEliteパートナーが自社で発掘したLocal Edge案件をLocal Edge Configuratorでデザインし、システムに登録して、案件を成約した場合、案件規模に応じた販売促進費(MDF)が提供される。