博報堂DYホールディングスと米Tealiumは11月14日、共同開発成果の第2弾として、「Tealium Universal Data Hub」と博報堂DYグループのDACが提供するメッセージング管理ソリューション「DialogOne」とのシステム連携を開始したと発表した。
両社の共同開発成果の第1弾は、「Tealium Universal Data Hub」tpDAPが提供しているDMP「AudienceOne」とシステム連携を行い、Tealiumで収集する企業の1st Party Dataと3rd Party Dataを統合し、リアルタイムかつ高度な生活者データ・ドリブンのマーケティングを実践する顧客基盤を構築することを可能にした。
今回提供する「DialogOne」とのシステム連携では、「サイト訪問のみ」「比較サイト閲覧」「見積もりまで完了」など、分散した生活者に対して適切なリアルタイム1to1 コミュニケーションを提供することを可能にする。
具体的には、Tealiumの導入企業であれば「DialogOne」へのセグメント登録ステップを踏まずに、生活者の行動に応じた配信が可能。このため、企業のアクションの分析から「DialogOne」への登録までのタイムラグをなくし、企業サイトで見積もりを行った場合は、メッセンジャーサービスから見積り喚起のメッセージを送付しないなど、生活者の行動に応じた配信が可能となる。
また、オンライン行動によるセグメントだけではなく、店舗に来店した生活者の来店情報とWebサイト行動データを統合的に把握でき、来店の頻度や時間とWebサイト行動データを掛け合わせた、リアルタイムメッセージを配信したりすることが可能になるなど、マーケティング装置としてフルファネルでのコミュニケーション対応を実現する。