ビッグデータ解析やAI、機械学習分野の製品やソリューションを提供するユーザーローカルは5日、話した内容を自動テキスト化、テキストマイニングに寄与するツール「音声認識テキストマイニング」を公開した。Webサイトから利用できる。
Webで提供する同ツールは、手軽に音声認識とテキストマイニングを実践できるものだ。対応ブラウザでアクセスし、「音声認識を開始」ボタンをクリック、PC内蔵マイクや外付けマイクで音声を拾いテキスト化してくれる。フォームエリアには10万字までの文字数カウントが設定してある。「テキストマイニングする」をクリックすると充実した語彙分析を可視化して表示、文章中に出現する単語から特徴的な単語をサイズで示す"ワードクラウド"や単語の頻出度をスコアや数値など品詞別に表示する"単語出現頻度"、似た出現パターンを図示する"共起キーワード"など充実している。音声を利用せず、文章を貼り付けてもテキストマイニングを試すことも可能だ。
同社では、活用用途として以下のような例示を行っている
・会議の議事録として利用して、どんな話題が盛んだったかを可視
・インタビュー取材のメモ取り、テープ起こしとして利用する
・2つの会議を比較して、話題がどう異なったのかを調査する
・コールセンターなどの会話を記録して、顧客の不満や要望の傾向を調べる
・プレゼンテーションの練習時に話した内容を記録しておき、あとから客観的に見直す
ユーザー登録することで辞書カスタマイズや文字数制限のアップ、過去のテキストマイニング結果のアーカイブなどさらに便利な機能が搭載される。テキストマイニングやビッグのデータ可視化などデータ分析は様々なものがあるが、手軽にその威力を試せるのが特長になる。