マルコメとNTT東日本は11月1日、働き方改革を目的とし、コミュニケーションロボットを活用した実証試験を開始すると発表した。

マルコメは、工場で働く従業員に情報を発信していたが、早朝や夜間など、勤務時間の異なるメンバーにも均質でより伝わりやすい情報発信の方法を模索していたという。

同試験は、マルコメ工場内にコミュニケーションロボット「Sota」を設置し、工場で働くさまざまな勤務形態の従業員にロボットが行うことによる周知の徹底と効率化に加え、従業員とロボットのコミュニケーションを通じた社内コミュニケーションの活性化を目的としている。

工場に入る従業員の動きにIoTセンサー(人感センサー)が反応し、「Sota」がディスプレイに映るコンテンツ(同試験では本部からの従業員向け周知事項)に合わせて音声案内を行う。配信するコンテンツはインターネットを通じ、遠隔からの編集・更新作業を実現する。

  • コミュニケーションロボット「Sota」

  • マルコメの実証試験のイメージ

また、「Sota」が話しかけることで、始業前の従業員が楽しい気持ちになるといった、従業員と「Sota」との触れ合いを通じた社内コミュニケーションの活性化も目指す。