GMOクラウドは10月23日、企業のIoT・AI化サポート事業「IoTの窓口 byGMO」において、独自のAI分析技術を活用した、実店舗の来店客の属性や行動を分析・見える化できる小売業向けサービス「Diversity Insight for Retail ダイバーシティ インサイト フォー リテイル byGMO(以下、Diversity Insight for Retail)」の提供を開始した。
発表によると、昨今、AIを活用した画像認識やデータ分析などにおいて、人間よりも正確な判断ができるほ技術が進歩しており、多様な業種・分野でAIを活用した業務効率化が進んでいるという。
同社は、このような流れは小売業界においても同様だと説明。例えば、実店舗の来店客の人数カウントや属性・行動分析などは、人力で行う場合も多いため、業務負荷がかかるだけでなく、分析が感覚的になりがちになるという課題があるようだ。
これを受けて同社は、小売業界における業務効率化と、来店客分析の精度向上を図るため、実店舗の来店客の属性や行動を分析・見える化できる小売業向けサービス「Diversity Insight for Retail」の開発に至った。
同サービスは、実店舗に設置した小型カメラや防犯カメラの映像を通じ、AIが来店客の属性(年齢・性別・ライフスタイルなど)や行動を分析・見える化するサービス。独自のAI分析技術により、POSや調査会社では取得できない情報で分析を行うことができる。
また、小型カメラの設置は大掛かりな工事が不要で設置できるほか、既存の防犯カメラを利用して導入することも可能。管理画面はWebブラウザ表示のため、PCだけでなくスマホでも閲覧でき、分かりやすい管理画面で、AIの知識が無くとも多様な分析を行うことができるという。
なお、店舗のニーズに合わせて、「Basic」「Premium」「ASK」の3プランを用意しており、それぞれ初期費用と月額費用が発生する。Basicプランでは初期費用5万円(税抜)、月額費用が2万5000円(税抜)~となる。加えて、12月18日までの申し込みで、初期費用が最大15万円分割引になるキャンペーンを実施する。