山口県下関市と関電システムソリューションズ(KS-SOL)、UiPathは、自治体の働き方改革実現のためRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)活用による定型業務の自動化に係る実証実験を11月から、平成31年3月まで実施すると発表した。
下関市では、業務の生産性向上及び働き方改革を支援するICT活用を検討した結果、RPAを活用した定型業務の自動化に着目し、地方自治体での導入可能性を調査することを決定した。
実証実験では全ての業務を対象に、「働き方改革やRPAとはどういうものであるのかを庁内に浸透させるための説明会」「RPA適用業務の可能性を探るアンケート調査」「RPA適用業務の詳細プロセス定義と実装」「RPA導入による効果の検証」を実施する。それにより、地方自治体でのRPA適用のモデルケースとして、どのような業務にRPAを適用することで投資対効果が得られるのかを明確にしていくという。
下関市は実証フィールド提供・自治体業務に対するノウハウを提供。KS-SOLはるコンサルティングノウハウとRPA導入の実績を活用しながら実証実験を進める。また、RPAプラットフォームには、UiPath社の「UiPath」を採用する。
実証実験の結果は平成31年7月以降に公表する予定で、その結果を踏まえて、下関市における本格導入を検討し、更なる生産性向上や付加価値活動の実施につなげていくという。