博報堂アイ・スタジオは、ライオンと共同で、ハンドソープのボトルをプッシュする回数とプッシュ時刻をデータ化し、自動リフィル配送などのサービスを提供するボトル装着型IoTデバイス「キレイキレイ”Push Connection”(プッシュ コネクション)」のコンセプトモデルを開発したことを発表した。

  • 「キレイキレイ”Push Connection”」

    「キレイキレイ”Push Connection”」

「キレイキレイ”Push Connection”」は、博報堂アイ・スタジオCXデザイン部のデータ基点の生活者理解と体験設計により、日常のワンアクションでしかなかった「プッシュ」という行為に価値を加えることで、家事にゆとりを与えたり、家族間のコミュニケーションをサポートしたりするもの。

ボトルをプッシュする回数と時間をカウントしてデータ化し、専用アプリと連動させることで、最適なタイミングで様々なサービスを提供することが可能となる。

今回のコンセプトモデルに搭載されるのは、ボトルの残量をプッシュ回数で計測し、ぴったりのタイミングで届く自動配送サービス「Delivery(デリバリー)」と、プッシュする時間を計測し、音声メッセージとともに子供の帰宅などを通知できる「Call(コール)」の2つ。

これにより、買い忘れを防いだり、定期購入時に「届く前になくなってしまう」「早く届いて余ってしまう」といったことを防いだりできる。また、ハンドソープを1プッシュすると「ただいま」などの言葉を吹きこむと、音声メッセージを家族に自動送信するため、手洗い時のワンプッシュで家族間のコミュニケーションを促すとしている。

なお、同コンセプトモデルはビジネスカンファレンスイベント「No Maps 2018」に出展し、コンセプトモデルを用いた実証実験を行うという。