損害保険ジャパン日本興亜とナビタイムジャパンは、ビーコン端末とスマートフォンアプリを使った「子ども見守りサービス」のための実証実験を10月から12月にかけて実施することを発表した。

  • 実証実験のシステム概要(同社資料より)|

    実証実験のシステム概要(同社資料より)

実証実験は軽量な"みまもりタグ"を子どもに携帯させ、スマートフォンアプリと連携することで居場所や安全を確認する見守りサービスの検証を通じて、子どもの安全に寄与するサービスや商品開発を推し進める。学習塾「探究学舎」を運営するワイズポケット協力のもと、子どもとその保護者を中心に行われる。

ビーコン端末やスマートフォンアプリ、みまもりサーバーが連携するシステムは、位置情報確認やチェックイン通知、保護者から離れるとアラート、スピード異常や位置情報を踏まえた周囲からのサポートなど複数の見守り機能を保護者に提供。ナビタイムジャパンが見守り協力者向けスマートフォンアプリ、エルテックスが保護者向けスマートフォンアプリの開発を行い、ビーコン端末は芳和システムデザインが提供する。

全体統括を行う損保ジャパン日本興亜は、子どもに対する誘拐や強制わいせつなどの犯罪件数の増加傾向に触れており、保険での事故対応のみならず根本となる事件・事故予防のための解決策を目指す。