GMOインターネットは9月26日、同社が提供するホスティングサービス「ConoHa byGMO」において、同社調べで日本国内最速の処理速度を持つというレンタルサーバ「ConoHa WING byGMO」を提供開始した。初期費用は無料で最低利用期間はなし、利用料金は月額1200円(税別)~。
ConoHaでは、ユーザー層の広がりとともに「ConoHa VPSの高速性と使いやすさを持つレンタルサーバを利用したい」といった声が多数寄せられるようになっていたという。
新サーバは、VPSサービスの性能を受け継ぐ最新の高性能サーバに、超高速SSD・高速化技術を組み合わせることで速度を追求。処理速度の高さに加え、大量の同時アクセスが発生した時の高負荷にも対応し、サイトのパフォーマンスの安定性を重視するユーザーに適するとしている。
主な特徴として「処理速度の高さ」「低コスト」「高負荷に対する強さ」「機能の充実とセキュリティ機能」「安定性重視のプランを選択可能」の5点を挙げている。
処理速度の高さに関しては、最新のCPUと高速SSDの搭載に加え、高速PHPアプリケーション実行環境である「LiteSpeed LSAPI」の導入により超高速化を実現したという。
コストに関しては、月額1200円からの定額制または時間単位課金で利用が可能。利用期間が1カ月に満たない場合には自動的に1時間単位の課金に切り替わるため、短期利用などでも常に一番安い料金で利用できる。また、初期費用は無料で最低利用期間も設けておらず、転送量に対する課金も発生しないため、最小限のコストで利用を可能としている。
高負荷に対する強さについては、独自にチューニングした強力なキャッシュ機能を標準搭載することで高負荷に強く、ページ数が多く膨大なアクセスが想定されるブログやWebメディアなどの運営にも十分に対応できるという。
また、こうしたWebサイトはWordPressで構築する場合が多いといい、同サーバのコントロールパネルでは、WordPressのインストールや他社からのサーバ移行といった操作を容易に行えるようにした。
機能の充実に関しては、同サーバの全てのプランでマルチドメインやデータベース、メールアドレスを無制限に利用を可能としている。これにより、1台のサーバで複数のWebサイトを運用可能であり、最新のPHP7への対応のほか、データベース管理システムであるMySQLやSSH接続、Cron設定など多数の機能に対応し、個人のブログや本格的なネットショップの運営など多様な用途で利用できるという。
セキュリティ機能については、安心してWebサイトを運営できるよう、Webアプリケーションからの不正侵入を防御するWAF機能や、ウイルスチェック、スパムメールフィルタ機能も標準搭載している
プランに関しては、CPU・メモリなどのサーバリソースを利用者で共用する一般的な共用サーバ型の「ベーシックプラン」など3種類の共用型プランの他、リソースを1サーバごとに割り当てる「リザーブドプラン」も用意している。リザーブドプランは、そのほかのユーザーの利用状況の影響を受けず、収容ホスト(他の利用者)の負荷が上昇しても常に安定した環境を利用できることが特徴となっている。
共用型プランとリザーブドプラン間のプラン変更はいつでも可能とし、ユーザーのニーズに合わせて柔軟に利用できる。
同サーバの標準仕様は、OSはCloudLinux、RAID構成はRAID10、WebサーバはApache + Nginx、ウイルスチェックはF-secureを標準提供し、自動バックアップは1日1回バックアップにより過去14日分のデータを保持、独自SSL証明書はLet's Encryptの無料SSL証明書を無制限で利用可能、WebフォントはモリサワWebフォントの30書体を無料提供する。