IDCフロンティア(IDCF)は9月13日、ベアメタルサーバのラインアップを刷新し、インテルのデータセンター向け高速SSD「インテル Optane SSD DC P4800X」をストレージとして搭載したベアメタルサーバ「高速ストレージタイプ 2P32C+Opt750GB」と、CPU性能やメモリ容量を強化した「スタンダードタイプ 2P32C」を11月1日より提供すると発表した。
「DC P4800X」は立体的にメモリを高密度化する3次元技術を用いたメモリを採用したストレージで、従来のNAND型フラッシュメモリのSSDと比較して、高い処理能力と低遅延性能を備えている。
DC P4800Xと最新のハードウェアにより、これまで提供していたPCIe SSD搭載のベアメタルサーバと比較して、ランダムアクセス性能で3.5倍ものI/O性能が向上しているという。
また、従来型のネットワークよりも広帯域かつシームレスなサービス間の相互接続が可能なCLOS Fabricネットワークとの接続や、ネットワーク帯域も1Gbpsから10Gbpsへ増速し、複数ネットワークへの接続にも対応することで、ベアメタルサーバでのプライベートクラウドの構築や、パブリッククラウドおよびハウジングサービスとの接続性向上など柔軟なネットワーク構成が可能。
これにより、ベアメタルサーバの利点であるハードウェアの性能を最大限生かし、パフォーマンスを必要とするデータベースや、クラウドなど他のサービスとも組み合わせたシステムを構築することができるとしている。
ベアメタルサーバの利用プランの月額料金は、「高速ストレージタイプ 2P32C+Opt750GB」が13万5000円(256GB)、14万8000円(512GB)、16万3000円(768GB)、「スタンダードタイプ 2P32C」が11万5000円(256GB)、12万9000円(512GB)、14万4000円(768GB)となっている。