リコージャパンとソフォスは12日、AIを活用した高度なマルウェア検知・駆除とオンサイト対応による導入設置や、業務再開支援をワンストップで提供する小規模事業所向けのマネージドセキュリティサービス「RICOH サイバーセキュリティパック」を、9月21日より販売開始することを発表した。
同サービスは、これまでセキュリティ対策が十分に行えていない10人以下の小規模事業所向けに新たに商品化したマネージドセキュリティサービス。複数のセキュリティ機能を1台に集約したUTM(Unified Threat Management : 統合脅威管理装置)の導入設置から遠隔監視、マルウェアの検知・駆 除、通知、客先でのデータ復旧までをパッケージ化したもの。
日々増え続けるマルウェアの構造をAIが学習し、未知のマルウェアも確実に検知してデバイスの隔離やマルウェアの駆除までを自動で行うソフォスの次世代エンドポイントおよびネットワークセキュリティ技術と、顧客のネットワーク環境を24時間365日遠隔監視し、必要に応じて客先に駆けつけて業務再開までを支援するリコージャパンのセンター&オンサイト保守を組み合わせて、小規模事業所の顧客をセキュリティ脅威から保護する。
具体的には、(1)まもる(インターネットの出入口で不正通信を防御)、(2)見つける(AI を活用してマルウェアを検知し、自動で対象のデバイスをネットワークから隔離して駆除)、(3)知らせる(インシデントの発生や修復、復旧をセンターから連絡)、(4)かけつける(必要に応じてカスタマーエンジニアが客先に訪問)、(5)復元する(バックアップデータを用いてPC環境を正常な状態に復元)——という5つのステップをワンストップで提供し、顧客の業務再開までを支援して事業継続性を確保するとしている(復元は2019年初旬に発売される「みまもり復旧オプション」が必要)。
価格は、「基本メニュー」(UTM:Sophos XG105 / 導入設定 / UTMのオンサイト保守5年)が39万8,000円。また、オプションメニューとして、「みまもりプラン」(遠隔監視 / 自動検知・隔離・駆除(Sophos Intercept X) / 各種通知)が5年一括プランの場合6万7,800 円/台〜、月額プランの場合は初期費用2万2,800 円〜、月額800円/台。なお、2019年初旬に発売予定の「みまもり復旧プラン」(遠隔監視 / 自動検知・隔離・駆除(Sophos Intercept X) / 各種通知 / クラウドバックアップ / オンサイトリカバリー)の価格は未定。