みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)、みずほ銀行、北九州銀行、西日本シティ銀行、福岡銀行は8月20日、9月1日からキャッシュレス決済促進に関する構想の実現性を検証するための実証実験を、北九州市で開始すると発表した。
キャッシュレス構想では、統一規格のQRコード決済を促進することにより、日本におけるキャッシュレス社会を2020年までに進展させることを目指す。
実証実験は、北九州市における観光客や地元購買客のキャッシュレス消費の取り組みに向けて、北九州市に支援や協力を頂き進めていくものであり、実験を通してQRコード決済の利便性検証を行う。
期間は9月1日~12月末までを予定し、実施場所は北九州市内のJR小倉駅周辺施設・店舗、大型商業施設など。決済アプリはメタップスの子会社のpringが提供する、個人間の送金や店頭での決済、キャッシュアウトなどの機能を備えたスマホ上のウォレット決済アプリ「pring(プリン)」を使用し、対象者はみずほ銀行、北九州銀行、西日本シティ銀行、福岡銀行の口座保有者で、対象アプリを利用可能な人。
日本は他の先進国と比べてキャッシュレス化が十分に進展しておらず、依然として現金決済比率が高い状況であり、クレジットカード、デビットカード、デジタルマネーなどのキャッシュレス決済の普及により、決済の利便性・効率性の向上と現金取扱等に関わる社会コストの削減を図ることが急務と考えているという。