オンラインバックアップサービスの企業Backblazeは7月24日(米国時間)、「Enterprise vs. Consumer Hard Drives: 2018 Hard Drive Performance Review」において、2018年第2四半期および2013年から2018年4月までの期間について、同社が利用しているハードディスクの故障率を発表した。

2013年から2018年4月までの集計では、WDCとSeagateの特定のモデルが他のハードディスクと比べて高い故障率を示している。

  • 2013年4月〜2018年6月ハードディスク故障率 - 資料: Backblaze提供

    2013年4月〜2018年6月ハードディスク故障率 - 資料: Backblaze

最も高い故障率を示しているのはWDC WD30EFRX (3TB)(4.2%)だ。これに、WDC WD60EFRX (6TB)の4.09%、Seagate ST4000DM000 (4TB)の2.84%、WDC WD40EFRX (4TB)の2.04%が続いている。

  • エンタープライズ版HDD故障率およびコンシューマ版HDD故障率 - 資料: Backblaze提供

    エンタープライズ版HDD故障率およびコンシューマ版HDD故障率 - 資料: Backblaze

Backblazeはエンタープライズ版ハードディスクとコンシューマ版ハードディスクの故障率を比較し、両者にそれほど明確な差が見られないという分析を示した。ただし、エンタープライズ版には長い保障期間、PowerChoise機能、高速な読み書きといった特徴があり、コンシューマ版には低価格、エンタープライズ版と変わらない故障率、低い消費電力といった特徴があり、ニーズに合わせて選択する理由があると説明している。