富士通九州システムズは23日、同社のトイレの混雑緩和・看守りサービス「Internet of toilet」に、個室内の自動呼びかけ機能を搭載したことを発表した。

Internet of toilet トイレ混雑緩和・看守りサービス公式サイト
駅や複数のテナントが入るビルでは様々な人がトイレを利用する。都内をはじめ人が集中するエリアでは、個室トイレ使用が異常に長く、いくつかの場所を回らなければならないようなケースも明らかに増えている。企業内のトイレも例外ではない。また、混雑だけが原因なのかが把握できないため、中で倒れている人がいたとしても対応が遅れる可能性もある。
「Internet of toilet トイレ混雑緩和・看守りサービス」は、同社オフィスによる実証実験、NPO法人日本トイレ研究所のアドバイスを取り入れるなどPCやスマートフォン、別のフロアの満室状況や緊急ボタンと連動したトラブルは発生まで周囲に教えてくれる表示灯とICTを使った広く配慮が行き届いたシステムを構築している。また、利用状況の分析には、トイレの利用回数や利用時間のBI機能による可視化と充実した機能を持つ。
今回この「Internet of toilet トイレ混雑緩和・看守りサービス」に、自動呼びかけ機能を追加することを同社は発表した。例えばトイレの長時間利用者に"長時間利用されていますがご気分はいかがでしょうか?"と個室利用者に自動アナウンスが呼びかけ、緊急/リセットのボタンで管理部門が状況を把握できる。同社はこのシステムにソニー製のLED電球スピーカー設置することを明かしている。
使っている電球を取り替えるだけで音声機能を持つLEDスピーカーへと変えられる。ケーブルいらずで自然に溶け込む音と光のコラボはインテリアや空間の新たな価値を生む製品だが、既存の電球との取り替えやすさにも特徴がある。「Internet of toilet トイレ混雑緩和・看守りサービス」には工事不要で設置でき、通信で"呼びかけ機能"を搭載。やさしい呼びかけ音でトイレ内の見守りを促進する。新機能は7月より提供開始される。