シックス・アパートは5月16日、CMSプラットフォーム「Movable Type 7」の提供を開始したことを発表した。ライセンス保有者はシックス・アパート ユーザーサイトからダウンロードできる。ライセンスはライセンスの案内ページから購入する。

Movable Typeは2001年10月にサンフランシスコでブログツールとして誕生し、現在は国内5万社以上の企業、自治体、教育機関、官公庁などのウェブサイト構築に活用されているCMSプラットフォーム。今回提供されるMovable Type 7では、情報を届ける人と受け取る人の両者をスムーズにつなぐ「コンテンツ・ハブ・プラットフォーム」に進化した。

  • コンテンツ・ハブ・プラットフォーム

    Movable Type 7 が実現する、コンテンツ・ハブ・プラットフォーム

Movable Type 7では、コンテンツ制作・管理のための新しいデータ形式「コンテンツタイプ」を採用することで、記事・ページ全体、またそれよりも粒度の小さい情報のまとまりをコンポーネント化して管理することができる。情報を細分化して管理することにより、コンテンツを作りやすくなり、その再利用性も高まるという。

また、投稿画面は、テキスト・画像・ビデオ・URL・日付と時刻などのコンテンツフィールドを組み合わせ、コンテンツに必要な要素を過不足なくまとめた形で設計できる。

さらに、さまざまな形でコンテンツの出し入れを可能にする「Data API」によって、PC/スマートフォン向けのウェブサイト、各種アプリ、デジタルサイネージ、印刷物など、デバイスや出力形態を問わず使用できるようになった。

価格はMovable Type 7ライセンスが1サーバ/ユーザー無制限で9万円(1年間メンテナンス付属)。メンテナンスを継続する場合は年間3万円だ。

Movable Type 7 ソフトウェア版のライセンスと、ワークフロー機能を追加して記事の公開申請、承認処理をするためのプラグイン「CheckRelease for Movable Type」をセットにしたパッケージ製品の場合、1サーバ/ユーザー無制限で13万円。クラウド環境にインストールされた最新版の Movable Type をそのまま利用するMovable Type クラウド版は月額5000円~。

Movable Type がインストールされた、OS込みの Amazon Machine Image(AMI)は0.07ドル / 時間、499ドル / 年だ。

なお、上記の価格はすべて税抜。