博報堂とバイドゥ(百度日本法人)は、中国市場をターゲットとする企業・団体を対象に、博報堂が持つ生活者データと中国百度の検索データを活用した新プラニングソリューションを提供するため、戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

これにより、先進的なデータマーケティングおよび最適なメディアプランの策定、広告配信までを一元化したサービスの実現を目指す。

同発表によると、多くの日本企業が13億人を越えるの中国マーケットをビジネスチャンスとしてとらえていると一方で、中国マーケットの規模やスピード、慣習の違いに苦戦を強いられているという。

これに対し、博報堂とバイドゥは2018年2月、中国データ・ドリブン・マーケティング・サポートチーム「Hakuhodo×Baidu Japan プラニングスタジオ」を結成し、共同ソリューションの開発に着手。その第一弾として、中国生活者を全方位的に捉えることができる「360度中国生活者データ」を構築する。

「Hakuhodo × Baidu Japan プラニングスタジオ」とは、中国消費者のペルソナを作成し、それに基づいた広告出稿や配信計画のプラニング、PDCAを提供する中国データ・ドリブン・マーケティング・サポートチーム。博報堂独自の分析手法で、百度検索データをベースに、中国生活者のテレビ視聴に関する定量調査データを掛け合わせることで、デジタルメディアの新しいプランニングツールとなる。

  • Hakuhodo × Baidu Japan プラニングソリューション

両社は今後、データアセットとケイパビリティ・ノウハウを活用し、デジタルメディアの効率的かつ効果的な新プラニングソリューションの提供を通じ、日本・中国市場の活性化および日本企業の中国マーケットにおける成功に向け取り組んでいく考えだ。