マーケティングプラットフォーム「b→dash」を開発・提供するフロムスクラッチは5月8日、日本マイクロソフトとともに、AIを活用したプロダクトの新規機能開発プロジェクトを開始した。プロジェクトの第1弾として、EC事業社向けの新機能「AIを活用したセグメント設計の自動化機能」のβ版の開発・提供を開始する。

  • AIがセグメントを自動抽出

今回の機能では、日本マイクロソフトのクラウドプラットフォーム Microsoft Azureの機械学習サービスである「Azure Machine Learning workbench」やApache Sparkベースの分析基盤「Azure Databricks」を活用することで、今まではマーケティング担当者が設定していたセグメントを自動で生成することが可能になる。

これにより、セグメント作成にかかる時間を短縮するだけでなく、季節・トレンドなどの外部環境の変化に対応するとともに、効果を高めることができるという。

たとえば、2回以上購入しているユーザーの属性・購買行動データを「教師データ」として、b→dashに蓄積された多様かつ膨大なビッグデータを統合することで、購入回数が1回以下のユーザーの中からリピーターになって継続購入してくれるユーザーを予測し、自動で抽出することができる。また、過去に利用したユーザーセグメントの実績も活用することで、継続的に精度を改善していくことが可能だという。

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