サイバートラストは、同社の端末デバイス証明書管理ソリューション「サイバートラスト デバイス ID」と日本ヒューレット・パッカードのシングルサインオン・統合認証基盤「IceWall SSO」とを連携し、Office 365などのクラウドサービスをセキュアに利用できるようにする統合認証ソリューションの提供を推進する。

スマートデバイスやクラウドを活用したテレワークは、ワークスタイルを変革させる大きなポジションを占める。しかし、情報漏えいをはじめとしたセキュリティ上の懸念が足枷となっているのも事実だ。

「サイバートラスト デバイス ID」は、管理者がWindows、macOS、iOS、Androidと企業で利用される各種端末に証明書を発行し、許可された端末だけにネットワークにアクセスできるデバイス証明書発行管理サービス。新たな連携はシングルサインオン統合認証基盤「IceWall SSO」と連携することで広がるクラウドの利便性と厳格な端末管理のもとに行おうというものだ。両社は連携検証を重ねており、その技術レポートはWebサイトで公開している。

  • 連携イメージ図(同社資料より)

    連携イメージ図(同社資料より)

連携により、企業が認めた端末のみが、企業の認めたクラウドサービスへ安全にアクセスするといった運用が可能になる。同社では例として、Office 365を導入する企業が1回のユーザー認証と厳格な端末認証を組み合わせた多要素認証で、許可されていない端末からのアクセスを防止。ハイブリッドクラウド環境でのリモートアクセスを実現、テレワークをはじめとしたワークスタイル変革に寄与することを述べている。