スイスのVeeam Softwareと米Pure Storageは4月10日(現地時間)、「Veeam Availability Platform」と「Pure Storage FlashArray」を統合し、提携することを発表した。

  • 提携の概要

    提携の概要

今回の統合により、Veeamのストレージスナップショットからのバックアップによるデータ保護とバックアップパフォーマンスに加え、VMware vSphereの仮想マシンの復元を主要なストレージプロバイダーのストレージスナップショットから直接実行できる「Veeam Explorer for Storage Snapshots」での迅速かつ効率的な回復、本番データを使える開発環境を実現する「Veeam DataLabs(旧Veeam仮想ラボ)」により本番データコピーへの容易なアクセス、迅速な復元を可能としている。

パートナーシップの主な利点としては、エンタープライズに幅広いデータ環境のアベイラビリティを保証する手段を提供し、時、場所、方法でもデジタルライフを利用できるユーザーの信頼性を高めるというビジネス継続性を提供。

また、アジャイルなインフラと運用の簡素化を提供することでプライベート、パブリック、SaaSクラウドの各ユーザー、開発者、アプリにオンデマンドの柔軟なサービスを提供するとしている。

さらに、両社の顧客は幅広いデータおよびデータタイプを対象とするリアルタイム分析のビジネス用件を満たすために、すべての本番データを継続的に分析することを可能としている。

なお、今回の統合ではVeeam Universal APIを活用しており、Veeam Availability Platformのストレージとの統合が迅速になり、顧客のITに関する投資利益率を改善するという。