Opensource.comは2018年4月1日(米国時間)、「OpenGL bindings for Bash|Opensource.com」において、BashからOpenGLを利用できるインタプリタ「CmdlineGL」を紹介した。13年前にジョークのつもりで実装をはじめたソフトウェアで実用的に使えるものとはいえないが、OpenGLを学ぶ目的であれば役に立つだろうと説明している。

  • CmdlineGLに流し込むスクリプト - 資料: Opensource.com提供

    CmdlineGLに流し込むスクリプト - 資料: Opensource.com

  • CmdlineGLの実行例 - 資料: Opensource.com提供

    CmdlineGLの実行例 - 資料: Opensource.com

CmdlineGLはOpenGL 1.4 API、Glut API、FTGL "C" APIのサブセットに対応したインタプリタ。APIを標準入力から読み取り、結果をレンダリングする。すべてのAPIが利用できるわけではなく、主にテキストと相性のよいAPIがサポートされている。

記事では、Bashを使ったこの仕組みはかなりひどいものであり、今後開発されることはないと説明している。似たような仕組みとしては、Perlで同じようなことを行う方が優れていたとも指摘している。CmdlineGLについて、バグ修正以外の開発をするつもりはないとしているが、OpenGLを学習したい人にとっては役立つものだと説明している。