2月は日数が少ないが、それでも面白いプロジェクトは進行しているとGitHubは、注目のプロジェクトを紹介する"Release Radar"の2月版を公式ブログに掲載した。Release Radarは、注目のプロジェクトなどを公式ブログで紹介していく試みだ。
Asciinema 2.0は、"asciinema rec"でターミナルへの入力セッションを記憶し、シェアできるツール。従来、シェルコマンドやスクリプトの入力動画を共有するサービスであったが、現在では入力セッションを自身のターミナルで再現したり、共有したりできるツールとなっている。2月に公開されたAsciinema 2.0では、新たなasciicast v2 file formatを活用することでメモリ消費削減、記録数の増加など新機能を追加している。GitHub公式ブログではこれは画像ではなく、テキストだよと念押ししている。Asciinema公式サイトにはユーザーたちのスクリプトの再現が並んでいる。
そのほか、1年半の開発期間を経てリリースされたHTML/JavaScriptのゲーム作成を行うフレームワーク「Phaser 3」や、JSファイルやCSSファイルなどひとつのファイルにまとめ上げること効率性を高める「Webpack 4」はビルド時間が60~90パーセント削減、2016年にZEITがオープンソース化したReact applicationのためのフレームワークNext.jsはv5に到達(発表/英文)、TypeScriptのサポートやwebpackのCSS loaderを活用したCSSインポートなどが機能として追加。Haxe(ヘックス)言語を使うクロスプラットフォームのゲームプラットフォームHaxePunkは1年ぶりのv4.0。Shader Effectsの改良のほか、オーバーライドに替り複数の関数をバインドし、イベント探知を行う"Signals"の実装などゲームプログラミングに有益な機能が追加されている。