Motherboardは2018年2月8日(米国時間)、「Key iPhone Source Code Gets Posted Online in 'Biggest Leak in History' - Motherboard」において、iPhoneで使われているオペレーティングシステムのうち、起動処理に関係する「iBoot」と呼ばれる部分のソースコードが一時的にGitHubで公開されていたと伝えた。このソースコードだが、現在ではAppleからの要望で公開取消となっている。

公開されたと見られるソースコードはiOS 9向けのiBootとされており、現在広く使われているiOS 11よりも古いバージョンとなっているが、一部はiOS 11でも使われる可能性もあるという。また、Appleの対応やリバースエンジニアリングの結果などから、公開されたソースコードは偽物ではなく本物である可能性が高いことも指摘されている。

このソースコードは今回GitHubに公開されたものが初めてではなく、apple_internalsと呼ばれるRedditユーザーによって昨年の時点でRedditに公開されていたという。ただし、当時は今回ほど注目されずメディアで取りあげられることがなかった。

Motherboardは記事の中で、今回GitHubに一時的に公開されたソースコードはすでにアンダーグラウンドなコミュニティやサークルで広く出回っているおそれがあると指摘している。