Canonicalは2月1日(米国時間)、「Skype now available as a snap for Linux users|Ubuntu Insights」において、SkypeをSnapで提供開始したと伝えた。これにより、SkypeはUbuntuを含め、さまざまなLinuxディストリビューションで容易に導入できることになる。アップグレードも含めて継続的な利用がこれまでよりも簡単になった。
Linuxはディストリビューションごとに代表的なパッケージ管理システムを持っている。Linuxディストリビューションの提供するパッケージ管理システムは強力で包括的なものであり、基本的にはシステムの提供しているパッケージ管理システムを利用しておけば事足りることが多い。
一方、単一のアプリケーションだけを管理したいといったことが難しいほか、仕組みの異なるパッケージ管理システムを同居させることが困難、対応がディストリビューションごとに限定されやすいといったデメリットも存在する。
Snapは主にUbuntuで開発されたパッケージで、単体で独立性が高く、ほかのパッケージに依存することなく単体で利用できるという特徴がある。Ubuntuなど特定のLinuxディストリビューションに左右されることなく、多くのLinuxディストリビューションに対応しており、Linux向けのユニバーサルなパッケージとして期待されている。