電通デジタルは1月31日、東京大学先端科学技術研究センター(東大先端研)の小泉秀樹研究室と、オープンイノベーションの実現をテーマとした共同研究組織「共創イノベーションラボ」を設立したことを発表した。
電通デジタルでは、デジタル化推進のための組織改革や事業戦略策定、新サービス/新商品開発でのイノベーション創出支援といった事業コンサルティングサービスを提供する中で、オープンイノベーションを活用した新サービス・ビジネス創出の支援が必要であると考え、東大先端研・小泉秀樹研究室と共同組織を設立。同研究室ではコミュニティ・デザインの分野で設計手法・アウトプット測定などを学術面から研究しており、企業との共同研究・開発を通じた実践プロジェクトを実施している。
共同研究組織では、「共創」手法を用いたプロジェクトを推進し、企業における商品・サービス開発におけるアイデア創出支援や、デジタル活用を含めた経営・事業戦略の策定を行う戦略コンサルティングサービス分野において、当研究室の知見を活用していくという。
電通デジタルでは、同共同研究組織を通じて、顧客企業にとってより付加価値あるコンサルティングサービスの提供を目指す。
共創イノベーションラボの主な提供内容は、「共創を起こすためのプロジェクト設計/ファシリテーション」「外部有識者を巻き込んだリサーチ設計/ワークショップの実施」「アイデア創発のためのフレーム提供」「制作物(プロトタイプ)がある場合、その波及力測定(SNSでの伝播分析等)」「オープンイノベーションの新たなアプローチの開発・提供」など。