三菱地所、綜合警備保障(ALSOK)、機械学習/深層学習技術に関わるアルゴリズムソリューションを展開するPKSHA Technologyの3社は1月11日、ALSOKが導入するAI/ディープラーニングエンジン(PKSHAの画像/映像認識エンジン「Vertical Vision」を活用)をベースに、街中で困っている人の動きを検知する新たなおもてなしサービスの実証実験を同22日~31日の期間で実施すると発表した。
実証実験では、新丸の内ビルディングB1Fに設置したカメラ映像を、AI/ディープラーニングエンジンで解析し、困っている人の行動(道に迷い辺りを見渡している、体調が悪くしゃがみこんでいるなど)を自動検知。解析結果は、エリアを巡回する警備員が所持するスマートフォンに通知され、状況に応じて適切な対応を行う。
同実験は、サービス向上だけでなく、エリアのセキュリティ向上、各種事故防止につながることが期待されており、従来はパトロール要員の目視で行っていた見回りを、AIの分析で補助することが可能になり、きめ細やかな状況把握が可能になるという。