MM総研は11月15日、2017年度上期(2017年4月~9月)の国内携帯電話端末の出荷台数調査結果を発表した。これによると、同年同期の総出荷台数は前年比7.6%増の1634.6万台となったという。
内訳を見ると、スマートフォンの出荷台数が前年同期比12.9%増の1373.6万台となり、上期のスマートフォン出荷台数としては2012年度上期に次ぐ2番目を記録した。一方、フィーチャーフォンは前年同期比13.6%減の261万台で、2000年度統計開始以来、過去最低となった2016年度上期を下回った。
総出荷台数に占めるスマートフォンの比率は84.0%、フィーチャーフォンの比率は16.0%となった。SIMフリースマートフォンの出荷台数は前年同期比20.4%増の144.6万台となり、スマートフォンの出荷台数全体に占めるSIMフリー比率は10.5%(0.6ポイント増)と微増した。
メーカー別に見ると、シェア第1位は372%のAppleとなった。これに、シャープ、京セラ、富士通、ソニーモバイルコミュニケーションが続く。
また、スマートフォン出荷台数のシェア第1位もApple(44.2%)となった。これに、ソニーモバイル、シャープ、Samsung、富士通が順に続く。SIMフリースマートフォン市場に限定したメーカー別台数シェアにおいてはHuaweiが第1位となった。
同社は2017年度の総出荷台数を前年度比2.5%増の3740万台(うちスマートフォン出荷台数3170万台)と予測している。