Q-Successは11月10日(ドイツ時間)、「Usage Statistics of Default protocol https for Websites, November 2017」においてHTTPSをデフォルトプロトコルとして採用しているWebサイトの割合が24.9%に到達したと伝えた。HTTPSをデフォルトプロトコルとして採用するWebサイトは増加傾向を続けており、この3カ月で5%ほど増えているが、これは大きな変化と言える。

HTTPSをデフォルトプロトコルとして採用しているWebサイトの割合 - 資料: Q-Success提供

デフォルトプロトコルをHTTPSとして採用していることの市場ポジション - 資料: Q-Success提供

WebサイトをHTTPではなくHTTPSで提供する動きは何年も前から推奨されていたが、業界が想定していたほどのスピードでは移行していなかった。ここ数年、大手ソーシャルネットワークサービスベンダーや大手検索サービスベンダーがHTTPSのデフォルト化を進めたことで、大きく動き出した。

また、無償で取得できる証明書を発行する認証局が誕生した辺りから動きが加速化しており、API経由で自動的に発行できることもあってHTTPSの採用がさらに進んだ。HTTPS化の流れを阻害する強い理由は見つかっておらず、今後もHTTPSへの流れが続くものと見られる。